埼玉県飯能市 Fアパート 塩ビシート機械的固定工法


大手メーカーのアパートで発生!「構造上の雨漏り」を抜本的に解決

先日、とある大手メーカーのアパートで、長年お悩みの雨漏りについてご相談いただきました。
なぜこのような雨漏りを誘発する設計になっているのかは不明ですが、
私たちはその根本原因を特定し、抜本的な防水改修を行いました。


「雨漏りする仕組み」になっていた屋根の真ん中

今回の雨漏りは、屋根の真ん中にある塩ビ製の溝(谷樋)が原因でした。
この溝は一本ものではなく、ジョイントが複数箇所あり、それを支えるアングルも強度が不十分。
そのため、大雨時には溝が歪み、そこから雨水が室内に浸入してしまうという、
まさに「雨漏りを誘発する仕組み」になっていました。

たとえ溝の内部を防水しても、屋根の板金伝いに水が入り込んでしまうため、
一般的な補修では効果がありません。まさに「なす術なし」といった状況でした。

費用をかけてでも「根本解決」を

オーナー様には、費用がそれなりにかかることを正直にお伝えした上で、
根本的な解決策として以下の工事をご提案し、ご納得いただきました。

  1. 屋根板金全面へのコンパネ増し張り(自社施工):既存の板金屋根の上に、
    弊社で丁寧にコンパネ(合板)を増し張り。これにより、下地の強度を大幅に強化しました。
  2. 塩ビシート機械的固定工法:強固な下地の上に、耐久性に優れた塩ビシート防水を機械的固定工法で施工。広範囲にわたり、継ぎ目のない強靭な防水層を形成しました。
  3. 正確な溝勾配の作成:雨水がスムーズに流れ、滞留しないよう、溝部分に精緻な勾配をつけました。
  4. 熱気抜きとしての脱気筒活用:本来、防水層の膨れ防止に使う脱気筒を、
    今回はコンパネと防水層の間にこもる熱気を排出する役割としても活用。
    これにより、屋根全体の耐久性向上と、建物内部の快適性にも寄与します。

自社施工で「高品質」と「コスト削減」を両立

このような大規模かつ専門的な工事でも、弊社は簡易な木工事や資材搬入などを自社で一括施工しています。余計な外注費を削減することで、お客様になるべく安く、かつ質の高い工事を提供できるよう常に工夫を凝らしています。

「こんな複雑な屋根でも、本当に雨漏りが止まるのかな?」とお悩みの方も、どうぞご安心ください。
どんなに難しい構造の屋根でも、長年の経験と確かな技術力で最適な防水工事をご提供いたします。
ぜひ一度、ご相談ください。

Before After 画像

Before

After

ギャラリー

こだわりのポイント

大手メーカー製でも油断禁物!「構造的欠陥」を防水のプロが改善

「大手メーカーのアパートなのに雨漏り?」実は、設計上の弱点が原因となるケースもあります。

今回のアパートでは、屋根の中央にある塩ビの溝が、強度の問題から大雨時に歪み、雨漏りを引き起こしていました。これは、通常の補修では解決が難しい「構造的な雨漏り誘発設計」です。

当社は、単なる表面的な補修に留まらず、屋根板金全体へのコンパネ増し張りから始め、耐久性の高い塩ビシート機械的固定工法を適用。さらに、正確な溝勾配を作成することで、雨漏りの根本原因を排除し、建物を安心して使える状態に改善しました。どんなに複雑な構造の屋根でも、防水のプロが最適な解決策を見つけ出します。

防水専門店の強み!「自社施工の徹底」で品質と経済性を両立する理由

「工事費用は抑えたいけど、品質は譲れない」そんなお客様の要望に応えます。

大規模な屋根の改修工事は費用がかさむイメージがあるかもしれません。しかし、当社ではお客様のご負担を軽減するため、簡易な木工事(コンパネ張りなど)や資材搬入をすべて自社で施工しています。これにより、中間マージンや不必要な外注費を徹底的に削減。

また、脱気筒を熱気抜きとしても活用するなど、長年の経験から培ったノウハウを最大限に活かし、高品質な工事をよりリーズナブルな価格でご提供しています。お客様の「こんな屋根でも防水できるかな?」というお悩みに、確かな技術とコストパフォーマンスでお応えします。