東京都八王子市 Oビル

東京都八王子市 Oビル

エントランスに入ると見事な滝が流れる、非常に高級感のあるビルでの施工事例です。
残念ながら、その滝から水漏れが発生し、エントランスにまで水が溢れ出してしまうというトラブルが起きていました。
現地調査に伺った際には、水漏れを防ぐためにポンプが止められ、滝が枯れてしまっている寂しい状態でした。

構造そのものに根本的な原因がありましたが、まずは水の流れるルートの防水を徹底し、様子を見ることとなりました。

今回の現場は形状が非常に複雑なため、シート防水は施工不可。
角も多いため、ひび割れリスクのあるFRP防水も適しません。
さらに、常に水にさらされる場所であるため、ウレタン防水も不向きな条件でした。

そこで選んだのが無機質系防水です。 通常、メーカー規定の回数で塗り重ねると、
仕上がりが波打ってしまい、滝の意匠性を損ねてしまいます。

そのため、今回はあえて独自の判断で「薄塗りを7回」実施。膜厚をしっかりと確保しつつ、
可能な限りフラットで美しい下地に仕上げました。

最後は、元々の黒い石の風合いに合わせ、水性のつや消しブラックで塗装。
見た目も機能も蘇った滝が、再びエントランスを彩る準備が整いました。

Before After 画像

Before

After

ギャラリー

こだわりのポイント

現場に合わせた「正解」を導き出す工法選定

防水工事は、場所の形状や用途によって最適な工法が全く異なります。
複雑な形状、鋭い角、そして常に水にさらされる環境。
私たちは、既存の工法のデメリットを考慮し、最も信頼性の高い「無機質系防水」を選択。
現場の状況を冷静に見極め、最適な解決策をご提案します。

美しさと耐久性を両立させる職人のこだわり

メーカー規定を守るだけでなく、現場の仕上がりを追求するのがプロの仕事です。
本来の石の美しさを損なわないよう、あえて手間の掛かる「7回塗り」でフラットな面を作り上げました。
防水性能を守りながら、建物の意匠性も大切にするのが当社のスタイルです。